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シニアの転倒要因と対策方法

消費者庁の資料によると、65 歳以上の高齢者が自宅で転倒したという事故情報が5年間で 275 件寄せられているそうです。75歳以上では65〜74歳方に比べて 2.2 倍にもなっています。転倒だけで見ていくと年間8000人近くの方が転倒で亡くなっており、そのほとんどが高齢者というデータもあるため一人暮らしの高齢者は早急に対策を行わなければなりません。

 

 

 

転倒の要因

内的要因と外的要因の2つにわけられます。これらは特定の要素だけが原因ではなく、複合的に合わさって転倒につながっていることが多いということです。そのため、本人の状態と環境面などを包括的に評価する必要があります。

 

内的要因

年齢を重ねていくと起こる変化としてロコモティブシンドロームやサルコペニア、フレイルが挙げられますが、これらと転倒の関連性が高いと言われています。筋力低下やバランス能力の低下を認めると、歩行時にかかとから設置せずにつま先から設置するといったすり足歩行で移動する方が増えてきます。その結果、ちょっとした段差につまづいたり、なにか物にひっかかったときに立ち直れずにそのまま転んでしまうのです。

また、夜間の排尿回数が多く何度もトイレに行ってしまうことで転倒に繋がったり、服薬過多(ポリファーマシー)の影響によるふらつき・転倒も影響があります。

 

外的要因

環境によるもので、カーペットや配線コード、ちょっとした段差などによるものを示します。若い世代の方にとってはなんてことないものでも、足腰が弱くなりバランス能力が低下した高齢者にとっては転倒の原因となりうるのです。

 

 

 

 

 

転倒の内訳

転倒によるけがは頭・顔・首の擦過傷、挫傷、打撲傷が多くなっていますが、次いで脚・足の骨折も多く入院となる確率が高いため、要介護状態になる要因となっています。

転倒事故の発生場所 は浴室や脱衣所 、庭・駐車場 、ベッドから立ち上がる際や床の布団に引っかかるなどが多いようです。たとえ住み慣れた自宅であったとしても、転倒リスクは高まっていくので環境を整備する必要があります。 

 

 

 

 

対策

①適度な運動

転倒を防ぐには身体そのものの能力を維持する必要があります。定期的に運動し筋力やバランス能力を維持することで、ちょっとした段差につまづいても転ぶことなく立ち直ることができます。特にレジスタンストレーニングやバランストレーニングを行うことをオススメします。

 

 

 

 

②滑りやすい環境を無くす

浴室や脱衣所は特に滑りやすいため滑り止めマットを利用しましょう。福祉用具専門店などで購入することができます。また、床が滑りやすい場合はスリッパなどの履き物をやめて、滑り止め靴下や素足での移動を検討しましょう。 

 

 

 

 

③夜間の移動は慎重に

高齢者の方で特に夜間の排泄回数が増え、ふらついたままの移動を行うことで転倒につながるケースが多いです。すぐに歩き出さずに、一度立ち上がり軽く屈伸などを行なってから歩いたり、物や壁をつたって歩くなど普段より安全な方法での移動を心がけましょう。排尿回数をコントロールするお薬の処方や眠剤を飲んでいる方は服薬量を調整するといった薬剤による対策も検討してもよいでしょう。 

 

 

 

 

④段差のあるところに手すりを設置

玄関の上がり框や階段、浴槽などは転倒が多く危険なため、手すりを設置することでより安全に移動することができます。介護保険をお持ちの方であれば手すりの取り付けなど、20万円を上限に1~3割負担で行うことができます。

 

 

 

 

⑤引っかかりやすいものを除ける

扇風機などの電源コードが移動の妨げにならない位置に配置しましょう。また、カーペットなどはつまづきの原因になりやすいので極力使用しないことをオススメします。昔ながらの家のつくりで床での生活をメインにされている方は洋式スタイルへの変更も検討してみてはいかがでしょうか。ソファーやベッド、洋式トイレに変更することで転倒リスクを減らすことができます。

 

 

 

まとめ

自宅生活を転倒なく安全に過ごすには身体面・環境面のどちらも配慮する必要があります。定期的な運動を行いつつ、住環境においては安全面に配慮した家具の配置や選定を行う必要があります。

健康コンシェルジュでは定期的にご自宅を訪問し、環境のチェックや自宅でのトレーニングサポートを行なっております。最近転倒が増えてきた、両親と離れて暮らしているため安全に生活できているかが気になるという方がいましたらぜひご相談ください。

 

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